小柳圭(こやなぎ けい)
1976(昭和51)年4月2日、東京都荒川区生まれ、埼玉県越谷市育ち。
【経歴】
幼少期から海外の地理・歴史・文化などを紹介するドキュメンタリー番組などを見させられるといったことが多く、外国の地理について自然と興味を持つような家庭環境で育ちました。
このようなことが影響し、高校卒業後は日本国内だけでなく外国の自然・人文を研究対象とする地理学専攻のある駒澤大学地理学科に進学しました。駒澤大学地理学科在学中は、人間生活(経済)と空間(地域)形成との関わりについて研究する人文地理学をその専門としていました。この大学時代には、アルバイトでお金を貯めては、研究の一環と称して日本国内や外国を旅行していました。
外国の中でも特に中国に関心が高かったため、卒業後しばらくしてから上海に留学しました。この時期に知り合いの日本人から上海市内にある上海商学院という大学での日本語教師の仕事を紹介され、日本語教育の仕事を始めることになりました。
その後、一旦は企業に就職しましたが、それまで携わっていた日本語教育に関わる仕事への魅力を再認識することになり、湖北省武漢市で再度、日本語教育の仕事に従事することになりました。
2011年2月から2018年6月までに、武漢市内にある武漢外語外事職業学院、江漢大学、武漢工程大学という3つの大学に赴任し、2018年9月から2022年6月までは、江蘇省南京市にある南京農業大学で日本語教育に携わってきました。
ここ数年は、学生の作文や翻訳、論文作成の指導をすることが多く、人民中国杯日本語国際翻訳コンテストや笹川杯日本研究論文コンテストなどでは、指導した学生が高い成績を収めています。
翻訳の指導をする機会が多くなってきたことから、自身でも日本語と中国語の翻訳ということに関心が高くなってきており、福建師範大学外国語学院日本語学科においても、学生や中国人の先生方とともに日中翻訳ということについて研究を深めていきたいと考えています。